女性泌尿器科のご案内
女性泌尿器科では女性に特有の病気(骨盤臓器脱)や、多くみられる病気(尿失禁、過活動膀胱、間質性膀胱炎など)について診療します。これらの病気は癌のような悪性の病気ではありませんが、症状が進むと外出をはじめ、旅行やスポーツなどの趣味も控えるようになるなど、日常生活が制限されることが多くなります。症状がなくなれば、また充実した生活が送れるようになるはずです。私たちにそのお手伝いをさせてください。
こんな症状の方は、ご相談ください。
- 咳やくしゃみをしたときや、重いものを持ったときに尿がもれる
- 腟に何かが触れる(ピンポン玉のようなもの)、腟に何かがはさまっている
- 尿が出にくい、おなかに力を入れて尿を出している
相談窓口
電話やメールでのご相談も承っております。お悩みのことがあれば、お気軽にご相談ください。

受付時間 平日 午後1:30~4:30
受付窓口へつながります。「女性泌尿器科の電話相談」とお申し付けください。
①お名前②ご連絡先等をお伺いいたします。
すぐに対応ができない場合がございます。後日女性泌尿器科担当医より折り返しご連絡いたします。
メールでのご相談も承っております。当サイト内お問い合わせフォームよりご連絡ください。
スタッフ紹介
渡邊 成樹

役職 | 副部長 |
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専門医・認定医 |
日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医・指導医 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医 日本内視鏡外科学会 技術認定医(泌尿器科腹腔鏡) 日本排尿機能学会 排尿機能専門医 |
所属学会 |
日本女性骨盤底医学会会員 骨盤臓器脱手術学会会員 |
骨盤臓器脱
骨盤臓器脱とは、女性の骨盤内ある子宮、膀胱、直腸などの骨盤内にある臓器が本来あるべき位置から下垂し、腟から出てくる病気の総称です。脱出してくる臓器・部位に応じて膀胱瘤・子宮脱・小腸瘤・直腸瘤などと呼ばれております。一つだけではなく、複数の臓器が脱出してくることもしばしばあります。
:尿失禁(腹圧性尿失禁)
腹圧性尿失禁とはおなかに力が入ったときに尿が漏れてしまう状態です。その原因は骨盤臓器脱と同様に、分娩、女性ホルモンの減少、加齢、高度な肥満、慢性便秘(排便時のいきみ)、慢性的な呼吸器疾患(咳による腹圧)、重い荷物を持ち上げる仕事などにより、尿道括約筋(尿道周囲にあり尿道を締めて失禁を防ぐ組織)が破綻することで起こります。また尿道の粘膜が痩せてしまって、尿道が締まり切らず、尿が漏れてしまうこともあります。