血管外科
血管外科のご案内
透析外科・血管外科を専門的に診療しております。
透析外科では、血液透析実施のために必要なバスキュラーアクセスの作製および維持・管理を行っています。
血管外科では、腹部、下肢領域の動脈、静脈性疾患に対する治療を行っています。対象疾患は、閉塞性動脈硬化症(ASO)、静脈瘤などです。
下肢ASOに対しては、内服治療や運動理学療法(リハビリテーション)といった保存的な治療から、血管内治療(カテーテル治療)やバイパス手術といった血行再建治療まで幅広く行っています。
また、静脈瘤に対しては症例に応じて1~2泊程度の入院での治療を行っています。
こんな症状の方は、ご相談ください
手足が冷たい、しびれる
手足の指が青い
足がむくむ
足の血管がボコボコしている
一定距離を歩くと、
ふくらはぎなどが締め付けられる
皮膚炎を起こしている、
皮膚が黒ずんでいる
疾患
閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症(ASO)は、四肢の血管の動脈硬化によって起こる病気です。
動脈硬化が進むことで四肢の動脈が閉塞して血液の流れが悪くなり、足がしびれたり歩くのが困難になったりする等の症状が現れます。放っておくと足が壊死に陥り、切断しなければならないという事態にいたってしまうこともあります。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤とは、足の静脈の弁が壊れてしまう血管の病気です。40歳以上の約半数が下肢静脈瘤になると言われています。
下肢静脈瘤の症状としては「足がむくむ」、「足の血管がボコボコと浮き出てコブのようになっている」、「血管が目立つようになっている」、「足の色が変色している」、「皮膚炎をおこしている」などがあげられます。
下肢静脈瘤はエコー検査により手術適応になるかどうか、すぐに診断が可能ですので、症状が気になられる方は一度ご受診ください。
バスキュラーアクセス
血液透析を受けるためにはバスキュラーアクセスの手術(シャント造設)が必要です。
バスキュラーアクセスは血液透析にはなくてはならないものであり、造設から管理まで当院で対応しています。
またアクセス不全に対しては、可能な限り自己血管でのバスキュラーアクセス作製を行っていますが、困難症例では人工血管を用いた再建を行っています。
バスキュラーアクセスの対応に関しては旭川市内の患者さんだけでなく道北地域の医療機関からご紹介いただいた患者さんも多く受け入れています。
スタッフ紹介
田中 和幸
役職 | 外科部長 |
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資格 |
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